北海道税理士会旭川支部(藤原清見会長)が四月二十五日、アートホテル旭川(七ノ六)で開いた定期総会後の懇親会で、北海道盲導犬協会に三十万円を寄付した。同支部は一九九八年(平成十年)から毎年、盲導犬協会に寄付している。二十一回にわたる寄付金の総額は約千四百万円にのぼる。

寄付金は旭川中・東法人会のイベントや冬まつりの会場での募金、支部会員がメンバーのおじさんバンド、V・GOLDのコンサートで市民から寄せられた浄財だ。

和田孝文・道盲導犬協会所長は「旭川在住の方で、今年八十五歳になった女性が五頭目の盲導犬を最後にユーザーとなることを止めました。その方から『五十三歳でユーザーとなりました。十年前に夫と死別した後も、盲導犬がいたお陰で一人でも生きてこられました。素晴らしい人生を送ることができたのも盲導犬のお陰です』という言葉をいただきました。これからも私たち職員は、この言葉を、思いを胸に、盲導犬育成に努めていきます」とお礼の言葉を述べた。