大雪と石狩の自然を守る会(寺島一男代表)が運営する自然観察講座「ひぐま大学」が第三十八期生を募集しています。

北海道の高峰が集まる大雪山国立公園の山々に登って、大自然の成り立ちや営み、そこに生きる動植物や地形について学ぶ講座です。かけがえのない豊かな自然をよりよい姿で次代に引き継ぐことを願い、二年制(一年で修了、二年で卒業)で実施しています。卒業後も繰り返し入学できます。開講から三十七年が経ち、受講者は延べ二千人を超えています。

講座は、「室内セミナー(事前学習)」と「フィールド講座」で構成されます。例えば、七月二十二日(日)に行う講座「赤岳・緑岳縦走」では、銀泉台、赤岳(二〇七八㍍)、小泉岳(二一五八㍍)、緑岳(二〇一九㍍)、高原温泉を縦走します。大雪山を代表する高山植物の大群落を楽しみながら、大雪火山の成り立ちと周氷河地形について学びます。四日前の十八日(水)に室内セミナーで予習をしてから出発します。

年間五回のこうした講座のほかに、特別講座や修学旅行などがあります。入学式は二十日(日)午後二時から、神楽公民館(神楽三ノ六)で。オリエンテーションやセミナーがあります。

対象は高校生以上。定員は二十五人。申込金は六千円。フィールド講座の参加費(交通費・保険料など)は、五千円から一万円程度です。申込用紙は、秀岳荘旭川店(忠和五ノ四、TEL61―1930)に置いてあります。

問い合わせは、渡辺さん(TEL61―3355)まで。