ドイツ映画「おじいちゃんの里帰り」(二〇一一年・百一分)の上映会が二十二日(日)、シアターカンダ(三ノ八神田館)で行われます。旭川映画村(多田裕哉代表)の第百十回例会としての上映です。

一家でトルコからドイツに移住して五十年のイルマズ家。主のフセインは七十代になり、孫もいる大家族のおじいちゃんになった。平凡に見える家族にも、それぞれに悩みがある。大学生の孫娘は妊娠して大慌て。六歳の孫息子は、父がトルコ人で母がドイツ人。「自分はどこの国の人なの?」とアイデンティティーに悩む。そんなある日、フセインは突然、「故郷トルコの村に行こう」と言い出す。フセインにとって半世紀ぶりの里帰り。家族それぞれが悩みや思いを胸に、全員でトルコへの旅に出た――。

監督はヤセミン・サムデレリ。移民問題をシリアスになり過ぎず、ほのぼのとした物語に仕上げています。シカゴ国際映画祭観客賞など多くの賞を受賞した作品です。

上映開始は、①午前十一時②午後一時半③同四時。前売りチケットは一般千二百円(当日千五百円)、高校生以下千円(当日のみ)。市内冨貴堂各店(南六条店、豊岡店、末広店)、こども冨貴堂、ジュンク堂書店旭川店、ホテルカンダ、コープさっぽろ文化教室(永山シーナ、ルミネ東光)で取り扱っています。

問い合わせは旭川映画村(TEL23―3623)へ。