市内旭神に住む笹田正子さん(79)の「戦後73年サハリン(旧樺太)は、今&世界の子ども写真展」がぎゃらりーきっさ羅布(東光十四ノ二)で開かれています。

 笹田さんは、看護師を退職後、六十五歳の時に友人から誘われてトルコへ行ったのが海外旅行の切っ掛け。年に二、三回出かけて、これまでに二十三カ国を訪れています。

 サハリンには昨年、樺太生まれの友だちと行って来ました。戦後七十二年、真岡(現ホルムスク)の鎮魂の碑、大泊(現コルサコフ)の日本人共同墓に線香を捧げ、平和を願い手を合わせて来ました。

 写真は、豊原(現ユジノサハリンスク)の旧拓殖銀行(現州立美術館)や落合(現ドリンスク)の王子製紙の工場跡など十五点が展示されています。展示以外にも同サイズの写真をアルバムで見ることができます。

 世界の子ども写真展では、これまで訪れたクロアチア、リビア、ポーランド、タジキスタンなどの子ども達の写真が十八点展示してあります。また、ウズベキスタンの布で縫った洋服もディスプレーしています。

 笹田さんは「この子たちの顔を見ていたら、平和が大事だと思いました」と話しています。

 来店した人にトルコやカンボジアなどのストールやウズベキスタン、ベトナムなどのブレスレットやペンダントをプレゼントします。なくなり次第終了です。

 二十八日(土)まで。午前十時から午後五時。問い合わせは同店(TEL31―2558)へ。