外国人観光客に対する取り組みや接客などを学ぶ「インバウンド対策セミナー」が十日、旭川信用金庫本店で開かれた。北海道中小企業家同友会道北あさひかわ支部(粟田和成支部長)と同金庫(原田直彦理事長)の共催。

 大雪圏の観光振興を目的に一市七町でつくる大雪DMOの林良和専務理事と、五・七小路ふらりーとで飲食店「ぎんねこ」を経営する久保厚子さんを講師に、二部構成で行われた。

 林専務は「現状、外国人観光客は増えているが決して安心してはならない。私たちが旗振り役となり、この地域のオリジナリティを活かしながらブランド構築をすることで高いリピート率、都市型スノーリゾート、稼ぐ地域づくりを実現していきたい」と話した。

 また、店で外国人客と接する機会が多い久保さんは、「英語が話せないから、外国からのお客様が苦手だというお店が多いです。五・七小路も昔はそうでした。でも、メニュー表に外国語表記をするなど工夫することで、お客様にも満足して頂き、お店側も恐れずに接客できるようになりました。一緒にビジネスチャンスに繋げましょう」と小路全体で取り組んだ実体験を交えて報告した。