映画「君の笑顔に会いたくて」(二〇一七年・一時間四十分)の上映会が八月五日(日)、旭川公会堂(常磐公園内)で行われます。旭川地区更正保護関係団体でつくる実行委員会の主催です。

 東日本大震災の被災地、宮城県名取市を舞台に、非行少年の更生に尽力する保護司の活動を描いた作品です。

 夫と小さな食堂を営む松浦香苗は保護司として、心ならずも罪を犯してしまった子どもたちの立ち直りを支援する活動をしています。香苗は保護観察所から一人の保護観察中の少年の担当を依頼されました。その少年啓太は五年前の津波で命を奪われた香苗の息子の親友でした。事業に失敗した父親が啓太を連れて夜逃げ同然にこの町を去ってしまい、それ以降は音信が絶えていたのです。香苗は家族同然の対応で啓太を迎えました。日一日とかつての自分を取り戻しつつあった啓太でしたが、父親の借金返済のため再度盗みを犯してしまいました。命を絶とうとした海辺で、香苗は啓太を「生きて」と励まします。それから三年。香苗の元に足を運ぶ、刑期を終えた啓太の姿がありました。

 上映は①午前十時半~、②午後一時半、③午後六時~の三回。

 前売りチケットは、千百円、中高生八百円。当日券は一般・シニア千五百円、大学生千三百円、中高校生八百円。旭川更正保護サポートセンター(市内六ノ四、サンアザレア二階)で販売しています。

 問い合わせは、事務局(TEL23―8531)へ。