「原爆写真展平和展」が十四、十五日の両日、一条買物公園のアッシュ・アトリウムで行われた。新日本婦人の会旭川支部(帰山育子支部長)平和部の主催。

 展示した写真三十点は、原爆関連資料を展示しているノーモアヒバクシャ会館(札幌市白石区、北海道被爆者協会が運営)から借り受けた。

 原爆の悲惨さや米国の水爆実験で被曝した第五福竜丸事件、核戦争の危機をはらむ世界の核保有の現状などを現した写真に説明を付けた内容。

 北川真彩(まあや)さん(14・中学3年)と辻野楓佳(ほのか)さん(14・中学3年)の二人は、「初めて見ました。原爆の被害がここまでひどいとは…。泣きそうになりました。絶対、戦争をしてはいけないと思います」と写真を見つめていた。

 今年で六回目。帰山支部長は「初めて見るという市民は毎年、必ずいます。そのためにも、この展示を続けていく意味があると思います」と力をこめた。