介護老人施設フェニックス(豊岡十三ノ一)が六十五歳以上を対象に「介護助手」を養成するモデル事業を始める。その事前説明会を九月二日(日)、五日(水)に同施設内で開く。

 道が公募する「地域人材を活用した労働環境改善促進事業」で採択されて実施する補助金活用事業の一環。今年度はフェニックスを含む道内六施設で実施される。

 元気だが仕事に就けていない高齢者が、資格が必要のない介護助手として活躍することで、人手不足が深刻な介護業界の活性化に繋げるのも目的の一つ。

 介護助手の業務は施設内の掃除や、食事の配膳、施設利用者の話し相手など比較的軽い作業が中心で、勤務時間も相談に応じて設定される。

 同施設の鈴木健太郎・介護課長は「介護のイメージとして、ライセンスの問題など不安な部分があると思いますが、難しい業務ばかりではありませんし、私たち介護士や他の職員のサポートもあるので、安心して働いて頂けると思います。時間のある方は是非、事前説明会に足を運んで頂ければ」と呼びかけている。

 事前説明会の予約は不要。九月二日、五日の両日、午前十時からと午後七時からの計四回、各一時間程度。都合の良い回に参加できる。詳しい問い合せはフェニックス(TEL34―8181)へ。