「描かれた女たち」の展覧会が九月十三日(木)から道立美術館で開催されます。同館と実行委員会などの主催です。

 明治以降、西洋美術との出会いにより、絵画において、大きく変わった人体表現から生み出されてきた多様な女性像をフォルム・現実・夢の三章に分けて構成、展示しています。

 藤島武二、萬鉄五郎、梅原龍三郎らの近代絵画の巨匠から、奥谷博、絹谷幸二、中山忠彦ら、現役で活躍する作家まで、幼い少女、若い女性、花嫁、母と子、現実のモデル、理想化された女性像など七十六点を紹介します。

 身体美に注目した「フォルム」、実際の女性の存在を描いた「現実」、画家の想像力による理想を表現した「夢」の三章に分け展示します。

 関連事業は次の通り―。

・オープニング記念ギャラリー=十三日午前十時、展示室(要観覧券)。講師・長谷川徳七氏(日動画廊社長)、同智恵子氏(同副社長)。

・ギャラリー・ツアー=十五日、十月二十七日、いずれも午後二時、展示室(要観覧券)。講師・同館学芸員。

・ミュージアム・コンサート=二十二日、十月十四日、十一月三日、いずれも午後二時、ロビー(無料)。出演・高瀬善朗氏(マンドリン)、安田敏宏氏(ギター)。

・お茶会=二十九日午前十時~午後二時、ロビー(お茶券三百円)、表千家同門会旭川支部・旭川地区青年部。

・マダムケロコのトークショー=十月二日午後二時、展示室(要観覧券)。FMりべーるの人気DJケロコとゆみか(同館学芸員)が展覧会場で作品の魅力を語ります。 

・美術講座「アートの中の女たち」=十月六日午後二時、講堂(無料)。講師・同館学芸員。

 十一月七日(水)まで。開館時間は午前九時半~午後五時(入場は午後四時半まで)。休館日は毎週月曜日(十七日、二十四日、十月八日、十一月五日を除く)。