ドキュメンタリー『みんなの学校』の上映会が二十二日(土)、市民活動交流センター(宮前一ノ三)ホールで行われます。まるっと道北『みんなの学校』拡散委員会の主催です。

 不登校も特別支援学級もない、同じ教室で皆が一緒に学ぶ、大阪市立大空小学校の日常生活を撮ったドキュメンタリーです。学校だけではなく、地域も連携した隔てのない教育への取り組みを丹念に追う内容が観る人の共感を得ています。

 旭川市内では「障害児も地域の普通学級へ・道北ネット」(平田永代表)の主催で、これまで二回上映され、多くの市民が観覧しています。十月に旭川で開催される「日本PTA北海道ブロック研究大会」で、映画の舞台となった大空小学校の元校長・木村泰子さんの記念講演が行われることから、映画を見た人たちが、道北ネットと一緒に上映実行委員会を立ち上げました。

 法政大学教授で教育評論家の尾木直樹さんは「驚いた!ここには、ありのままの公立小学校の魅力が、大胆に惜し気もなく躍動している。人間が発達可能体であることを、際限なしに教えてくれる。それにしてもスゴイ記録映画が完成したものである。学校と教育の未来に、希望が湧く映画である」と感想を寄せています。

 上映時間は百六分で、①午前十時から、②午後一時から、③午後六時からの三回上映します。定員は各百人。二回目の上映後、「語りたい人、この指とまれ!」と題して、参加自由でグループトークを行います。

 前売り券は大人八百円(当日千円)、学生五百円(同七百円)。高校生以下と介助者は無料。チケットはこども冨貴堂(七条買物公園、TEL25―3169)で扱っています。