若手の自動車整備士らが集まり技術などを学ぶ旭川地方自動車整備青年経営研究会(上田積会長)が十、十一日の二日間、ハイブリッド車の整備や実際に行っている接客サービスの授業を旭川実業高校(堀水享理事長)自動車科で行った。

 同会では、後進の育成などを目的に二〇一五年(平成二十七年)から旭実高での出前授業を始めた。今年は二日間で二年生六十四人を対象に授業を行った。

 授業の内容は、年々増加しているハイブリッド車の車両点検や、整備士たちが日常行っている接客サービスなど。両日ともに教室での座学の後、四グループに分かれ、車を使った授業を行った。

 授業を終えた上田会長は「実際にハイブリッド車に触ってもらったり、私たちが普段どのようにお客様に対応しているかなどを学んで頂きました。完全に理解できていない人もいると思いますが、どんどん車に触って、経験を積んでいけば少しづつ理解できてくると思います。この中から将来車の業界に携わる人、そうでない人がいると思いますが、どんな職業であっても役にたつ場面があるかもしれません。そんな時は今日の事を思い出してもらえれば嬉しいです」と授業を締めくくった。

 同校自動車科の髙橋淳教諭は「普段は体験出来ない授業内容なので大変有り難いです。今後の整備士育成を考えると非常にためになる内容でした。出来る事なら今後も定期的に授業をお願いしたいです」と感謝の言葉を述べていた。