新潟水俣病をテーマにしたドキュメンタリー映画『阿賀に生きる』(佐藤真監督・一九九二年)にまつわる話を中心に、新潟県からゲストを迎えた報告会「えいさらえい」が十月六日(土)午後六時半から、まちなかぶんか小屋(七ノ七)で開かれます。

 話すのは、斉藤知子さん。一九七一年、旭川生まれ。東京や北見、旭川などでアートに関わる様々な仕事をして、ギャラリープルプル(七ノ七)の立ち上げと運営に携わりました。二〇一五年、新潟市の「水と土の芸術祭」にアートスタッフとして参加。現在は旭川在住です。

 斉藤さんが、アートを通じて新潟で出会った「ひと」「もの」「こと」の中から、〝これだけは〟と温めてきた「お地蔵さんの奇跡の旅」の話をします。

 スペシャルゲストとして、『阿賀に生きる』の制作発起人、旗野秀人さんを迎えます。一九五〇年、阿賀野市生まれ。新潟水俣病の患者に寄り添い、「豊かに生きる」文化運動を地元の若者たちとともに、地道に、しなやかに展開しています。

 参加費は、自由料金。午後八時半に終了の予定。その後は交流会。飲み物や料理、持ち寄り歓迎とのこと。

 問い合わせ、参加予約は、斉藤さん(TEL090―7659―0997)、まちなかぶんか小屋(TEL23―2801)へ。