旭川信用金庫(原田直道理事長)が来年のカレンダーに採用する絵画を選ぶコンクール「旭川しんきんカレンダー絵画募集展」の表彰式が二日、同金庫本店で開かれた。

 コンクールは、同金庫の地域貢献活動の一環として、地元で文化活動に励む作家たちの応援を目的に、二〇一一年(平成二十三年)から行われており、今年で九回目。大賞受賞作品は、毎年発行する「旭川近郊の風景」が描かれたカレンダーに採用される。

 今年は、市内外から五十点の応募があり、厳しい審査を突破して、旭川在住の菊地潤子さん(59)の油絵「雪残る旭岳」が大賞に選ばれた。

 授賞式を終えた菊池さんは「一昨年からスケッチを重ね、今年の春から一気に描き上げた作品でした。自分で描きながらも月並みな構図なので、『これで良かったのかな』と思いながら応募したので、大賞の連絡を頂いた時は本当に驚きました。過去三回は選外が一回と準大賞が二回だったので、大賞は本当に嬉しいです」と喜びのコメント。

 カレンダーは約三万部刷られ、十二月以降、旭川信用金庫各支店で配られる。