「銭湯ポスター総選挙2018」が三十一日から十一月二十六日まで、旭川浴場組合組合長の熊谷清志さん(64)が経営する菊の湯(神楽五ノ十四)で開かれる。日本公告制作協会(OAC)の主催。

 OACは昨年から、隣近所の人たちや異世代が交流する場となっている「銭湯」を盛り立てようと、銭湯をモチーフにしたポスターをプロ・アマ問わずに募集。東京と名古屋、大阪で営業する各地域二軒、計六軒の浴場に、それぞれ六十四枚のポスターを張り、この中から入浴客による投票で「銭湯大賞」等の賞を決めた。

 今年は北海道と福岡の二地域も参加。菊の湯が札幌の銭湯とともに、ポスターを展示する〝投票場〟となった。

 熊谷さんは、「OACから『今年は北海道でも…』と話があり、札幌で一軒参加することになったので、旭川でもと思い、手を挙げました」と笑顔だ。

 展示するポスターは七十枚。水に濡れてもはがれない特殊な紙に印刷されたポスターを男・女の浴室に、それぞれ三十五枚ずつ張り、期間途中で入れ替えることにしている。投票箱をカウンター付近に置き、入浴客に投票してもらう。

 熊谷さんは「浴室に張ってあるので、湯船につかりながら、ゆっくりと鑑賞してください」と話している。