「ひとりぼっちをつくらない 身近な孤立を温かな地域で包む」をテーマにした講演会が三十一日(水)午後一時十五分から、市公会堂(常磐公園内)で開かれます。「地域支えあいのまちづくりセミナー」の一環で、市民委員会連絡協議会や市社会福祉協議会などの主催です。

 NHKドラマ『サイレント・プア』のモデルとなった大阪府・豊中市社会福祉協議会の勝部麗子さんが、引きこもりやゴミ屋敷問題などの地域課題に取り組んできた実践を話します。身近な住民同士のつながりの重要性を再認識し、これからの地域づくりで「いま、自分ができること」を考えようと企画しました。

 ドラマは、深田恭子が演じる東京の下町の社会福祉協議会に勤めるコミュニティ・ソーシャルワーカー、里美涼が、見えない貧困や社会的孤立に陥った人たちに手を差し伸べていく活動を描いた作品です。

 講演後のパネルディスカッションでは、勝部さんがアドバイザーとなり、永山南きづなカフェ実行委員会委員の古川稔さんが『孤立をふせぐ 居場所のきづなカフェ』と題し、春光台つどい町内いきいきサロン代表の西村睦子さんが『地域の一員 つながるつながりの輪』と題して、それぞれの活動を報告します。

 参加無料。定員は六百人。誰でも参加できます。申し込みの必要はありません。参加を希望する人は直接会場へどうぞ。

 問い合わせは、市社会福祉協議会地域福祉課(TEL23―0742)へ。