「銭湯ポスター総選挙2018」が旭川浴場組合組合長の熊谷清志さん(64)が経営する菊の湯(神楽五ノ十四)で開催中だ。日本公告制作協会(OAC)の主催。

 OACは昨年から、隣近所や異世代の人たちが交流する場となっている「銭湯」を盛り立てようと、銭湯をモチーフにしたポスターをプロ・アマ問わずに募集し、この中から入浴客による投票で「銭湯大賞」等の賞を決める事業をスタートした。

 今年は、昨年の東京と名古屋、大阪の三地域に、北海道と福岡の二地域を加え、各地域で営業する銭湯二軒、計十軒に、応募があった七十枚のポスターを掲示して、「総選挙」を実施している。

 北海道からは、菊の湯と札幌の銭湯が参加。熊谷さんは、「OACから『今年は北海道でも…』と話があり、札幌で一軒参加することになったので、旭川でもと思い、手を挙げました。湯に入りながら、ポスターの出来映えを楽しんで、清き一票を投じてください」と笑顔で話す。投票は十月三十一日に始まり、今月二十六日までだ。

 ポスターは水に濡れても問題がない特殊な紙に印刷されており、男・女の浴室に、それぞれ三十五枚ずつ掲示して、期間途中の十三日に入れ替えることにしている。投票箱をカウンターに置き、入浴後に投票してもらう。投票用紙とポスター一覧のパンフレットは、男女の脱衣所、フロアーの三カ所に置いてある。