「命をかけて戦争に反対した人」をテーマにした講演会が十二月十五日(土)午後二時から、勤労者福祉会館(五ノ四)大会議室で開かれます。旭川に公立の夜間中学校をつくる会(中島啓幸代表)の主催です。

 講師は、平山知子さん。あかしあ法律事務所(東京)に所属する弁護士です。いわさきちひろ記念財団理事で、「若きちひろの旅」の著書があります。同事務所のホームページで、平山さんは「私の弁護士活動の原点は『民主主義と平和』です」と記しています。

 画家で絵本作家の、いわさきは「青春時代のあの若々しい希望を何もかもうち砕いてしまう戦争体験があったことが、私の生き方を大きく方向づけているんだと思います。平和で、豊かで、美しく、可愛いものがほんとうに好きで、そういうものをこわしていこうとする力に限りない憤りを感じます」(一九七二年)と語っています。

 中島代表は「十二月十五日はいわさきちひろの誕生日で、生きていたら百歳です。若い頃のちひろは、平山さんの父・菊池邦作さんと交流があったそうです。ちひろの生き方を通して、戦争のない平和な社会を平山さんが話します」と講演会の目的を説明します。

 参加費は五百円。午後四時終了の予定です。問い合わせは、中島さん(TEL090―6219―0091)へ。