今年十月に出版された『買物は投票なんだ』(発行/三五館シンシャ・発売/フォレスト出版)の文章を担当した藤原ひろのぶさんのお話会が、来年一月十三日(日)午後一時から、市民活動交流センター・ココデ(宮前一ノ三)であります。みんなのすまいるプロジェクトの主催。

 藤原さんは、NGO「GOOD EARTH(グッドアース)」代表。「貧困の克服」をテーマに、ビジネスをはじめ、いろいろな手段で貧困問題の解決に取り組むほか、多くの読者を持つ、ブログ「健康のすすめ」、フェイスブックページ「病気を治そう」の管理人でもあります。

 『買物は投票なんだ』は、「買える」を「変える」を提案するメッセージイラストブックです。「海や空が汚れているってほんと?」と疑問を持った「ぼく」と「EARTHおじさん」が、ぼくの知りたいことについて一緒に考えていくストーリー。地球上のさまざまな問題が日々の買い物につながっていることを示しながら、解決のために、買物という小さな選択を変えていく提案をしています。

 主催者の一人、藤井裕子さん(42)はこども園で働く調理師。食に関連した仕事について、中一から四歳まで三人の子どもを育てる中で、食品や食品添加物、農薬、電磁波などに関心を持つようになり、藤原さんが発信する情報を取り入れています。藤原さんの話を子どもたちに聞かせたいと、今年二月、道徳の時間に貧困問題を勉強してきた小学六年生を対象にお話会を企画。さらに多くの人に聞いてもらいたいと、今回のお話し会となりました。

 「お話会の宣伝を兼ねて、いろいろな集まりに参加するうち、フェアトレードやSDGs(持続可能な開発目標)の実現に向けて活動をしている人たちと知り合い、この地域に、同じ問題意識を持つ人がたくさんいることが分かりました。消費者と生産者が繋がって、よい循環ができるよう、地域で活動していくヒントが得られればと思っています」と話しています。質疑応答の時間を一時間程度予定しています。

 午後三時まで。その後、午後四時まで、お茶とお菓子付きの懇談会があります。

 参加費は以下の通り(▼お話会=初めて参加する場合二千円、同伴の家族一人五百円、過去に開かれたお話会に参加したことがある人は千円▼懇親会=三百円)。十八歳以下の学生、子どもは無料。

 子ども連れの参加も歓迎です。キッズスペースがあります。

 申し込みが必要です。①氏名②人数③子どもの人数・年齢(子ども連れの場合)④懇談会出席の有無について、藤井さん(TEL080―5589―9128)に、電話かショートメールで申し込んでください。日中は、電話に出られないこともあります。