旭川で学ぶ中国人留学生と日本人学生が友好交流するボウリング大会が八日、ディノスボウル旭川(大雪通五)で行われた。NPO法人アクスサポートあさひかわ21(今富昌市理事長)の主催。

 二〇一〇年(平成二十二年)から毎年行われていて、今年で九回目の開催。道教育大旭川校と旭川大から留学生九人が、東川町立日本語学校から四人の学生が参加した。

 第一回から三回までは日本人学生の参加がなかったが、関係者の努力で、回を重ねるごとに増えている。今回は道教育大旭川校と旭川大からそれぞれ六人が参加。また旭川高専、旭川東高、旭川西高の生徒七人に加え、市内の小学六年生も一人参加して、中国人留学生の十三人を上回る二十人となった。

 ボウリングの後は、市内中心部の飲食店で懇親会。鍋や刺身などを囲んで会話を楽しみ、交流を深めた。ボウリングの表彰式も行われ、優勝した王培培さん(東川町立日本語学校)、準優勝の袁雷さん(旭川大)をはじめとする学生たちに、東川町産の無洗米五㌔などの賞品が贈られた。

 懇親会の最後は、留学生を代表して、道教育大旭川校大学院生の過 宇さんがあいさつ。「今年は、日中平和友好条約締結四十周年の年です。節目の年に交流会に参加できたことをうれしく思います。私たち留学生は今後も日中友好に励みます」と流暢な日本語で話し、出席者から大きな拍手が送られた。