「山の年賀状」展が二十七日まで、東川町の複合交流施設・せんとぴゅあⅡ(北町一ノ一)で開かれている。

 同町レクリエーション課の大雪山アーカイブス専門員・清水敏一さん(86)と交流があった登山家たちからの年賀状、約八十枚を展示している。

 清水さんは二十歳代から各地の山々を登っており、そこで知り合った多くの仲間との年賀状のやり取りが長く続いた。大雪山系に魅せられ同町に移住したことが、現在の仕事へとつながった。

 お正月の企画に年賀状の展示を思いつき、「五十年ほど、捨てないでおいた中から、同じテーマをモチーフにした手書きの年賀状を中心に選びました」と語る。

 今村朋信さんのヒマラヤ風景(水彩画)や牧野衛さんの高山植物(シルク・スクリーン)、鈴木弘さんの国内外の山々(写真)のシリーズなど、力作・傑作ぞろいの年賀状展だ。入場無料。