国際ソロプチミストアメリカ日本北リジョンは十八日、胆振東部地震の災害支援金の中から、三十万円を女性と女児のための支援金としてウィメンズネット旭川に寄贈した。

 寄贈式は、旭川にある国際ソロプチミストの三クラブ「旭川」「旭川若葉」「ルンベル旭川」の各会長や会員がウィメンズネット旭川の事務所(七条買物公園)を訪れて行われた。

 ウィメンズネット旭川は、女性に対する性差別やセクハラをなくすために行動している市民団体。夫・恋人の暴力(DV)から逃れようとする女性や子どものための「駆け込みシェルター」の整備、またセクハラや不当解雇などの問題解決にあたる「ウィメンズ・ユニオン」などの取り組みを行っている。

 寄贈式では、「旭川」会長の平田厚子さん、「旭川若葉」会長の千野恵美子さん、「ルンベル旭川」会長の高杉紀久江さんから、ウィメンズネット旭川代表の羽柴多恵子さんに支援金の目録が手渡された。羽柴さんからは三人の会長それぞれに感謝状が贈られた。

 羽柴さんは「国際ソロプチミストが取り組む意義ある活動の中から頂いた資金だと認識しています。駆け込みシェルターの整備などに活用させて頂きます」と話していた。

 国際ソロプチミストでは、胆振東部地震の被害支援のために、日本国内に五つあるリジョンで総額二千三百二十三万円の支援金を集めた。その中から、厚真町や安平町などの被災地にすでに約千九百万円を贈っている。第二弾の支援金(約四百四十万円)は女性と女児のために役立てようと、全壊した早来中学校の教育支援をはじめ、ウィメンズネット旭川など道内各地にあるウィメンズ関連施設に贈る予定だ。