大相撲の旭大星(29・友綱部屋)を励ます会が二十九日、アートホテル旭川(七ノ七)で開かれた。実行委員会(千田真苗巳委員長)が主催した集いには、約二百五十人のファンが参加した。

 旭大星の本名は大串拓也。旭大高柔道部から角界入りし、現在は東十両九枚目。二十七日まで行われた初場所では千秋楽に負けて、残念ながら七勝八敗と負け越した。地元ファンが「これからの活躍を期待し、旭大星を元気付けよう」と励ます会を企画した。

 来賓として挨拶した市教育委員会の赤岡昌弘教育長は「旭大星関の真剣な取り組みが、旭川の若い人たちにエールを送っていただいている」と感謝と激励の言葉を述べた。

 旭大星は「今場所は絶対勝ち越さなければならなかったが、じん帯断裂の影響もあり負け越してしまった。来場所以降、がんばって幕の内にもどります」と決意を述べた。参加者から激励の大きな拍手が送られていた。

 宴会では旭大星がファンが待つテーブルを一つひとつ回り、大きな声援を浴びていた。