会員制の観劇団体、旭川市民劇場の四月例会が九日(火)午後六時半から、十日(水)午後一時半から、市公会堂で行われる。

 出し物は、劇団NLTプロデュースのミュージカル『O.G.』。物語は――

 ここは新宿・歌舞伎町に残る、最後のキャバレー「ミラクル」。昭和の残り香が漂うこの店も、あと一週間で閉店することが決まっている。スター歌手を夢見て上京して三十八年、今はこのキャバレーのシンガーとして歌い続けているスミ子とカズエ。恋もあった、希望もあった、だが今は、辛い現実が目の前に。場末の歌手人生が終わろうとしている二人に訪れた「ミラクル」。それは…。

 脚本・作曲はまきりか。本藤起久子・演出。出演は、旺なつき、阿知波悟美、池田俊彦。

 市民劇場の会員になると、年六回演劇を鑑賞できる。入会金は二千円、月会費は一般二千五百円、大学生千円、高校生以下五百円。毎回一日目が夜公演(午後六時半から)、二日目が昼公演(午後一時半から)。例会は会員の手で運営され、俳優やスタッフとの交流会もある。
 問い合わせは、事務局(市内三ノ八緑橋ビル一号館二階・TEL23―1655)へ。