ひと冬の間、自宅や職場で育てたサケの稚魚を川に放流する「サケ出発式」が三十一日(日)午前十時から、忠別川左岸(医大側)のツインハープ橋下で行われます。

 大雪と石狩の自然を守る会(寺島一男代表)は、「石狩川を野生のサケの故郷に!」を合言葉に、三十六年前から、サケの稚魚を飼育して、放流する活動を続けてきました。

 その活動は行政も動かして、様々な施策が行われ、今では秋になると、たくさんのサケが旭川まで上って来るようになりました。

 先住民族のアイヌの人たちがサケを送る儀式、「カムイ チェップ ノミ」を行って出発式が始まります。会員や旭川市長からのメッセージが発表されて、参加者全員で五千匹の稚魚を放流します。

 長靴、暖かな服装で。申し込みの必要はありません。橋の下に駐車スペースがあります。午前十一時半には終了します。問い合わせは、さけゼミナールの橋詰さん(TEL090―9432―6572)へ。