市と協力して国連教育科学文化機関(ユネスコ)創造都市ネットワークのデザイン分野での認定を目指す協議会の設立総会が三月二十七日、旭川デザインセンター(永山二ノ十)で開かれた。

 ユネスコが文学・映画・音楽・工芸・デザイン・メディアアート・食文化の創造産業七分野から、世界でも特色ある都市を認定するもので、認定された都市はその肩書を商業的にアピールができ、他の認定都市や世界の文化団体との交流が促進できる。

 総会の冒頭、代表発起人の渡辺直行・旭川家具協同組合代表理事が「昨年の市長選の折、西川市長が公約に創造都市ネットワークへの加盟を掲げて頂けたことで、我々家具業界だけでなく、もっと広くデザインで地域の産業や暮らしを豊かに出来れば良いと考え、今回の運びとなった。本日を皮切りに活発な協議を重ね、良い方向に向かっていければと思う」と挨拶した。

 総会には機械金属や家具、食品加工、金融機関などの十四人が出席。規約や役員の選任、年間計画などを協議し、会長には渡辺直之氏を選任した。

 今後、同協議会は五月に市民向けのセミナーを開き、市民への周知を図る予定だ。