春の野鳥観察会が二十四日朝、常磐公園で開かれた。常磐公園の自然を考えるなかま(高野悦子代表)の主催。約二十人が、双眼鏡や野鳥図鑑を手に参加した。

 ガイド役は、あさひかわ新聞に自然エッセイ「ふらり 野へ森へ」を連載している獣医師の武藤健一さん(69)。千鳥ヶ池では、マガモやヒドリカモ、オナガガモ、キンクロハジロの四種類のカモの仲間を確認。

 武藤さんは、「水辺があって、小さいけれど森もある。こんな街中にあるのに、ここはすごく良い公園ですね」と話した。

 参加者たちは、堤防沿いから、木立の中にゆっくり移動しながら、“早起き鳥”たちを観察した。

 高野代表は、「これまでは、朝九時から始める寝ぼすけ野鳥観察会だったのですが、初めて六時半からスタートし、公園内でラジオ体操をやっている方々の参加もいただきました。樹木の青葉が出る前だったので、鳥の姿を見つけやすく、多くの鳥を観察することができました。これからは、早起き鳥観察会にしていきます」と笑顔で話した。