生命保険協会(会長・稲垣精二=第一生命保険社長)は、保育所や放課後児童クラブに対する助成の募集をスタートした。保育所や放課後児童クラブの受け皿拡大・質の向上の取り組みに対して、総額で最大千四百万円の資金助成を行う。募集の締め切りは六月二十八日まで。

 同協会の社会貢献活動の一環。国家的課題である待機児童問題の解消に寄与し、子育てと仕事を両立できる環境の整備を実現するのが目的だ。

 対象と助成額は、①休日・夜間の保育、病児・病後児の保育、延長保育、一時預かり保育などの事業に必要な設備の整備、備品の購入にかかわる費用に対して一施設当たり上限三十五万円。②放課後児童クラブの受け皿拡大や質の向上に必要な設備の整備、備品の購入にかかわる費用に対して一施設当たり上限二十万円。①と②にそれぞれ最大七百万円を助成する。

 ①については、社会福祉法人、株式会社、特定非営利活動法人などの法人格を有し、認可保育所や、地域型保育給付の対象になっている施設などの条件がある。

 また、②については、市町村から委託・補助・代行(指定管理者)などを受け、補助を得て放課後児童クラブの運営を行っている事業者(法人格の有無は問わない)が対象。

 六月二十八日(当日消印有効)までに、所定の「助成申請所」に必要事項を記入・捺印し、正本・副本(コピー)各一部を〒100―0005 東京都千代田区丸の内三―四―一新国際ビル三階、生命保険協会「子育てと仕事の両立支援」事務局に郵送(簡易書留)すること。

 詳しい募集要項と助成申請所書は、同会ホームページで。問い合わせは、事務局(TEL03―3286―2643)へ。