ギャラリーシーズ(市内旭町二ノ三、久木佐知子代表)で、「プレミアムセレクション」展が開かれている。国内外で活躍する人気作家や、「巨匠」と呼ばれた物故作家らの作品が並ぶ。

 伝統的な琳派の流れを継承しつつ、カルティエの広告制作など海外でも活躍している日本画家・河嶋淳司の『家族象』(日本画・十号)、駝鳥のモチーフで脚光を浴び、岡田美術館(箱根)の巨大壁画制作で知られる同・福井江太郎の『雫・駝鳥』(日本画・十号)は、日本画の新たな可能性を感じる上で必見だ。

 そのほかの出品作家は、東山魁夷、片岡球子、藤田嗣治、児玉幸雄、加山又造、織田広喜、藤井勉、千住博、福本正、アイズピリほか。

 久木代表は、「陶芸作品としては非常に珍しい加山又造の額皿など、ジャンルを超えたいずれ劣らぬ人気作家たちの競演をぜひ」と呼び掛けています。

 六月十日まで。午前十一時から午後六時半まで。火曜休廊。問い合わせは、同画廊(TEL53―8886)へ。