「あさひかわ未来会議」(代表・原田直彦旭川信金理事長)が取り組む、市内中心部の賑わい創出などを目指すプロジェクト「まちなか賑わいSTREETづくり」の第一回運営会議が五月二十五日、旭川信金本店会議室で開かれた。

 未来会議は原田代表を中心に、吉田晃敏副代表(旭川ウェルビーイング・コンソーシアム理事長)や市内企業の経営者らで構成する任意団体。産(業)・学(生)・金(融)が連携し、まちづくりのために行動するのが目的だ。

 同会議が今年一月に発表した「まちなか賑わいSTREETづくり」は、高校生や大学生、三十歳以下の社会人ら合計三千人以上を対象にアンケートを実施して決定した企画。現在、若者が寂しいと感じる市内中心部で、若者が路上で楽しめるパフォーマンスや露店などを出し、中心部に市民を呼び込む事業が核となる。地域の若者と企業が協働し、市内中心部に賑わいを創出することで、「人」と「商」で賑わう街を目指すプロジェクトだ。

 この日の会議には、運営委員に決定した市内の高校・高専・大学生・若手社会人ら二十七人の内十八人が参加。それぞれ、運営部、広報部、企画部に分かれて打合せを行った。イベントの開催日は今月二十九、三十日。企画部はステージイベントなどへの参加者募集についてなどを、運営部はスタッフTシャツなどの作成物について、広報部はイベントの告知方法などについて話し合った。

 広報部のメンバーとして参加する岡本花恋さん(永嶺高二年)は「学校の先生から概要を見せてもらって参加を決めました。学校では、放送局で動画の撮影や編集をしています。このイベントでも旭川をPR出来るような動画を作って学校や街中で流してみたいです」と話していた。