髙砂酒造(新居隆社長・宮下十七)の若手四人によるプロジェクト「KURA Challenge」(くらちゃれんじ・蔵チャレ)による企画商品「純米吟醸酒 若蔵」の販売が二十一日、スタートした。

 蔵チャレは、二〇一六年から始まった同蔵の若手社員が企画・立案・製造・販売までを行うプロジェクト。今年は執行雅顕さん(37・営業部)、石井佑樹さん(34・製造部)、片田千香子さん(31・製造部)、一色純さん(27・製造部)の四人がプロジェクトに取り組んだ。テーマは「お洒落でカッコいい三十代男性」。テーマに合わせて味わいも昨年までの「甘口」から「辛口」の純米吟醸酒に変更し、ラベルも一新した。また、ラインナップも「生酒」と「火入れ酒」を用意。幅広い層に日本酒を楽しんでもらいたいというメンバーの思いが形になった。

 初めての女性メンバーとなった片田さんは「今年初めてプロジェクトに参加しましたが、不安だらけの中で仲間に支えられてやってこれました。『若蔵』は私たちメンバーも納得できる酒になりました。ぜひ、手に取って頂ければと思います」と話す。

 「純米吟醸酒 若蔵」は火入れ酒千八百㍉㍑が二千八百円、同七百二十㍉㍑が千四百五十円で全道の酒店やスーパーなどで、生酒千八百㍉㍑は二千九百円、同七百二十㍉㍑は千五百円で、業務用酒販店や酒類販売専門店で販売中だ。
 詳しくは同社(TEL23―2251)まで。