「LGBT」をテーマにした映画『カランコエの花』(二〇一六年・三十九分)の上映会が七月六日(土)、サン・アザレア(市内六ノ四・建設労働者福祉センター)で行われます。パートナーシップを考える会・旭川などの主催。

 国際的に多くのメディアが取り上ているレズビアン(女性同性愛者)、ゲイ(男性同性愛者)、バイセクシュアル、(両性愛者)、トランスジェンダー(性別越境者)の頭文字をとった「LGBT」という単語は、日本でも少しずつ市民権を得つつあります。

 映画は――

 とある高校二年生のクラスで、唐突に「LGBT」の授業が行われた。他のクラスでは行われていない。「うちのクラスにLGBTの人がいるんじゃないか?」。生徒たちの日常に波紋が広がっていく。LGBTの当事者ではなく、それを〝取り巻く周囲の人々〟にフォーカスを当てることで、彼らの過剰な配慮によって翻弄される当事者を描いた作品。

 インディーズ映画祭でグランプリ六冠を含め数々の賞を受賞した話題作です。

 脚本・監督・編集は、中川駿。主演は若手女優として注目される今田美桜。

 午後一時半、午後三時半の二回上映。入場料は五百円。前売りチケットはありません。