『北海道女性史研究』を四十年以上にわたり主宰してきた高橋三枝子さん(95)の講演会「戦争と沖縄を語る」が十四日(日)午後二時から、市障害者福祉センターおぴった(宮前一ノ三)で開かれます。実行委員会の主催。

 高橋さんは一九二三年、富山県生まれ。玉川学院(現玉川大学)文学部卒。朝日新聞社の記者となるが四四年、病気により退社。七二年から『北海道女性史研究』を主宰。六三年に歌集『藻のうた』、二〇一八年に歌集『沖縄はいまも戦場』を出版。北海道歴史研究者協議会理事、旭川文化団体協議会理事、北海道新聞文化教室講師を歴任しています。

 高橋さんは「聞き取り取材をした女性たちの多くは、戦争に翻弄された人生を送っていました。私も沖縄の親しい友人たちを沖縄戦で失い、東京大空襲を経験しました。若い時、新聞記者をしていましたが、真実を書くことができませんでした。憲法を改悪し、戦争への道を開く安倍政権の動きを黙って見過ごすことはできません。戦争とは、どんなにむごいものか、多くの市民に知っていただきたいと思います」と話しています。

 参加は無料です。申し込みの必要はありません。直接会場へ。

 問い合わせは、実行委員会事務局・佐久間さん(TEL080―9005―8788)へ。