「あさひかわ未来会議」(代表・原田直彦旭川信金理事長)が主催する若者によるまちづくりイベント「まちなか賑わいSTREET」が六月二十九、三十日の二日間、七条通り買物公園で開催され、約三百人の市民がイベントを楽しんだ。

 あさひかわ未来会議のサポートの下、高校生や大学生、三十歳以下の社会人らが企画・運営を行う、若者によるまちづくり運動の一環。地域の若者と企業が協働し、市内中心部に賑わいを創出することで、「人」と「商」で賑わう街を目指すプロジェクトだ。

 二十九日のオープニングでは原田代表が「このイベントはエネルギーあふれる若者たちが、人で賑わい、商いで賑わう街中を目指して企画したものです。若者を中心に、この中心街から、旭川の元気につなげて行きたいと思います」と挨拶しイベントがスタートした。

 七条買物公園に設置されたステージでは、高校生らによるギターの弾き語りやダンス、動画の上映が行われ会場を賑わせた。また、会場内には若者に商売の面白さを感じてもらおうと、「チャレンジショップ」が出店。高校生と茶舗、呉服店が協力してオープンした茶道体験ブースや、美容のプロと高校生が共同で作った石鹸を計り売りするブースを設置するなど、来場した市民を楽しませた。

 茶道部の仲間と茶道体験ブースを出店した山中萌愛さん(藤星高校二年)は「茶道部の先生に誘われて参加しました。このイベントを通じて、小さな子どもにも日本の文化に触れてもらえたら嬉しいです。普段、駅前周辺に行くことが多くて、こっちの方はあまり来なかったけど、お洒落なカフェなどがあり、また来てみたいと思いました」と笑顔で話していた。