在日二世で、沖縄で真宗大谷派教師として活動する兪渶子(ユ・ヨンジャ)さんを迎えて、学習会が二十七日(土)午後六時半から、真宗大谷派・即成寺(五ノ二十五)本堂で開かれます。

 兪さんは、一九四九年、広島県生まれ。神戸朝鮮中高級学校(現神戸朝鮮高級学校)卒。不思議な縁で仏教と出会い、得度して、現在は沖縄県読谷村に住んでいます。
 即成寺の杉浦美佳さんは、次のように呼び掛けます。

 ――それは家族でテレビを観ているときでした。辺野古問題を問う沖縄県民投票結果が過半数を超えたにもかかわらず、政府は無視し、辺野古の埋め立て中止はしないと放送されたとき、「ヨンジャさんなら、この状況を何て言うかな、聞いてみたい…」と、家族で同じことを考えていました。その思いをヨンジャさんにお伝えしたところ、快く引き受けて下さり、今回の学習会開催が現実となりました。

 「戦争を前提にして平和を語るのではなく、平和への想像力を高め、武器に依存しない平和こそが、共に生きる平和への道と考える」と語る兪さんが、「平和への想像力を高めよう」と題して話します。参加者との意見交換の時間もあります。

 入場無料。駐車場あり。問い合わせは、杉浦さん(TEL080―5586―6486)へ。