ギャラリーシーズ(市内旭町二ノ三、久木佐知子代表)で二十四日(水)から、「西本直文作陶展」展が始まる。同画廊で、作陶展が開かれるのは初めてだ。

 西本直文は一九六五年、陶芸家の父・西本瑛泉の三男として広島市に生まれた。大阪芸大工芸科を卒業、父に師事。二〇一四年、新日展で特選を受賞するなど気鋭の陶芸作家だ。

 昨年、日本陶芸美術協会の第六回陶美展で優秀賞を受賞したのを記念して開く今展では、広島の世界遺産「原爆ドーム」と「厳島神社」からイメージした作品を中心に出品する。

 華やかな色使いで雅な「十二単衣釉彩(じゅうにひとえゆうさい)」の皿や瓶、シャープな面と線で表現された作品などのほか、日用づかいの陶器なども並ぶ。

 久木代表は、「造形美と優雅さを同時にお楽しみいただける内容です。併せて、父・瑛泉の代表作『縄文富士』なども出展されます。ぜひ、どうぞ」と呼び掛けています。

 二十七日(土)午後二時から、西本直文さんによる作品解説が行われる。

 八月五日まで。午前十一時から午後六時半。火曜休廊。問い合わせは、同画廊(TEL53―8886)へ。