神楽地区のお祭り、音と光のファンタジー「花火インKAGURA(かぐら)」(八月十四日夕・美瑛川両神橋上流右岸)のステージに、今年も山崎由美子エルモラード・フラメンコ教室の舞姫たちが登場する。

 三歳からクラシックバレエを学んだ山崎さんは、フラメンコに出合って魅せられ、本場スペインに渡って修行を積んだ。一九八二年、故郷の北の大地にフラメンコを根付かせたいと旭川にスタジオを開き、以来たくさんの教え子たちを指導してきた。

 「花火インKAGURA」への出演は二十一回目。今年のテーマは「スペインの風」。チックコリアの「スペイン」で幕開け。花祭りの踊り「セビジャーナス」、情熱的な「タンゴス」、内なる思いで魅せる「ティエントス」、それぞれの個性が光る「ブレリア」、最後は賑やかに「ハレオ」で熱い思いを残し、舞姫たちが祭りの場より去っていく、というストーリーです。

 華麗な衣装をまとった二十代から七十代の十六人が、かがり火が燃える幻想的な情景の中で情熱の舞を披露します。出演は午後七時ごろ、とのこと。