ASAHIKAWA DESIGN WEEK(旭川デザインウィーク・ADW)2019の報告会が十七日、旭川デザインセンター(永山二ノ十)で行われた。

 冒頭、渡辺直行・旭川家具工業協同組合理事長は「今回も大成功だったと思います。新たな試みとして、これまで別会場で行っていた講演会やパーティなどを、デザインセンターに集約して行いました。また、回数を重ねる中で課題も出ているので、それをクリアしてさらに良いイベントにしていきたい」と挨拶した。

 報告は、クリエイティブディレクター・青木昭夫さん(東京・ミルデザイン代表)と、プロジェクトリーダー・佐々木雄二郎さん(ササキ工芸社長)の二人が対話する形で進行した。

 五日間の総来場者数は一万八千人。デザインセンターだけで見ても、昨年から一〇%の増加だった。その要因として佐々木さんは「一般のお客様の来場が増えたのが大きいと思います。土・日が特に多く、日曜日は一日の来場者が二千人を超えました」と報告した。

 青木さんは「外からの目で見ると、ここまで盛り上がっているイベントは、他の家具の産地にはありません。また、デザインセンターの家具の売り上げも上がっていると聞き、ADWの余波が一般のお客様に伝わっているのだと実感しました」と話し、「みんなで新たな独創性を探しながら、来年開催されるIFDA(国際家具デザインコンペティション旭川)2020も盛り上げましょう」と締めくくった。