旭川ゆかりの詩人小熊秀雄の作品を楽しむ朗読会が二十四日(土)午後二時から、ときわ市民ホール(五ノ四)四階多目的ホールで開かれます。

 市民にもっと小熊作品に親しんでもらおうと、小熊秀雄賞市民実行委員会(橋爪弘敬会長)が四季に合わせて企画開催しています。

 十八回目の今回は、詩集「オバマ・グーグル」で第五十回小熊秀雄賞を受賞した山田亮太さんと、旭川の詩誌「フラジャイル」(柴田望代表)の同人たちによる“詩のセッション”という趣向です。

 山田さんは、旭川市生まれ。現在は東京を拠点に、詩に関わる活動や舞台作品の演出なども手掛けています。詩誌「フラジャイル」は戦後七十二年続いた旭川の詩誌「青芽」の後継誌として二〇一七年に誕生しました。全道の若い詩人たちがメンバーです。

 会では、山田さんとフラジャイルの同人たち、道内のゲスト詩人が小熊作品を朗読します。 

 また、旭川工業高校放送局制作のドキュメンタリー「しゃべり捲くれ~時代を越える詩人~」(二〇一八年・二十四分)の上映もあります。

 参加費は五百円(高校生・会員は三百円)。事前の申し込みは不要。直接会場へどうぞ。問い合わせは、実行委員会事務局・あさひかわ新聞(TEL27―1577)へ。

「叙事詩鷹栖」プロジェクト
山田さんと詩をつくろう

 山田さんは旭川で生まれ、鷹栖町で育ちました。両親は今も鷹栖町に住んでいます。その縁で、「鷹栖」をテーマにした詩をつくることになりました。

 二十五日(日)午前十時から、新たにオープンした鷹栖町図書室(北一条三丁目・鷹栖地区住民センター内)で、本を見ながら、鷹栖の歴史や鷹栖で起こったさまざまな出来事について、参加者と対話をします。そこで集まった言葉は、「叙事詩鷹栖」としてまとめられる予定です。

 正午まで。参加無料。問い合わせは、鷹栖町図書室(TEL87―2486)へ。