本紙に「北の家族」を執筆している松本浩司さん(34)が計画している「旭川公園ゲストハウス」(永山一ノ二十四)の上棟式が七月二十六日、工事中の建物で行われた。

 当日は、あいにくの雨。それでも、おめでたい「餅まき」が行われるとあって、近所の子どもたちなど三十人以上が集まった。

 JR宗谷線に近い、元公園があった土地に、管理棟と三棟の宿泊棟が建設される。広場には、近郊の森の木を使った遊具を置く予定で、障がいの有無や世代を超えて人が交差するコミュニティーを目指す。

 神事の後、いよいよ餅まき。松本さんや大工さんが屋根に上り、手作りの餅やお菓子を威勢よくまいた。子どもたちは歓声をあげて餅を拾い、雨の中に笑顔が広がった。
 ゲストハウスは九月にオープンする予定だ。