西神楽ふるさと夏祭りが十五日、JA東神楽西神楽支店駐車場を会場に開催された。親子連れなど約六百人が来場、祭りを楽しんだ。西神楽中央市民委員会(成澤弘会長)と西神楽連合商店会(田中武会長)の共催で、今年で三十二回目。

 祭りのオープニングは、西神楽辺別(べべつ)太鼓保存会が演奏を披露して会場を盛り上げた。演奏が終わると、同保存会が二十五周年を迎えるにあたり、立ち上げに尽力した成澤さんにサプライズで花束が贈られた。

 その後、子ども盆踊りの音楽が流れ出すと「これから子どもがどんどん増えるから見てな」という成澤さんの言葉通り、次第に一人二人と子どもが集まり、しばらくすると大勢の子どもたちがやぐらを囲んで踊った。

 自宅が近所で、毎年踊りに来ているという、南シャンティ蓮花(れんげ)ちゃん(7)は「楽しかったです。また来年も踊りにきます」と笑顔で話した。

 成澤さんは「お盆なので、ご先祖様の供養もかねて毎年開催しています。西神楽は過疎化が進んでおり、旭川市内で最も高齢化率が高いんです。地域の活性化、安心・安全なまちづくりのため、これからも取り組みを続けていきたい」と語った。