旭川市出身で、当麻町を拠点に活動しているシンガーソングライター・敦賀ひろきさん(52)のピアノ弾き語り「音むすびコンサート」が二十八日(土)と二十九日(日)、神楽公民館の木楽輪(きらりん・神楽三ノ六)で行われます。一日に発売した、六年ぶりの新作ミニアルバム「ひかり・転生」の曲やカバー曲を披露します。

 新アルバムに収録されているインストゥルメンタル曲「まほろばの光」は、上川神社が舞台。作曲したのは五年ほど前。当時、敦賀さんは香川県に住んでいました。札幌でのコンサートの後、三歳まで過ごした旭川に足を延ばした際、引かれるものを感じて立ち寄った神楽岡公園の上川神社で目にしたのが、白い雪景色、トタン屋根の黒っぽい荘厳な建物でした。本州の神社とは異なる趣、その姿に衝撃を受け、戻ってすぐに書き上げた「まほろばの光」は、これまでコンサートなどで披露したことはありましたが、アルバム未収録でした。

 敦賀さんは一五年に拠点を旭川へと移し、一六年七月、当麻町の森の中に音むげん工房(当麻町緑郷四区)を開き、作曲のほかピアノとボーカルのレッスンなど音楽活動を行っています。本紙コラム「並木道」に執筆している「アルビレオの会」のメンバーでもあります。

 CDの制作には寄付を募りました。「応援してくれる方、みんなの力でCDができました。ありがとうございます、のコンサートでもあります」と敦賀さん。木楽輪は子どものころに住んでいた家に近く、「大事にしたい場所です」と話しています。

 二十八日(土)は午後七時半から、二十九日(日)は午後二時半から。いずれも三十分前開場で、一時間半のステージを予定しています。

 前売り券は三千円(当日は五百円増し、別途ドリンク代二百円)。チケットの申し込み、問い合わせは、音むげん工房(TEL090―9964―0465)へ。