労働者と使用者の双方が労働についてのルールを学び、習得するワークルール(労働法)の初級検定が十一月二十三日(土・祝)午前九時四十五分から、勤労者福祉会館(五ノ四)で行われます。日本ワークルール検定協会(会長・道幸哲也北大名誉教授)の主催。

 ワークルールとは、働くときに必要な法律や決まりのことです。増加する労働相談やブラック企業の問題などに象徴されるように、企業・使用者側と労働者の双方にワークルールに関する知識の欠如から起こる労働問題が顕在化しています。

 ワークルール制度は二〇一三年に創設されました。この検定は働く人は働くルールに関する知識を身に付け、自分や仲間を守ることを、企業家にはコンプライアンスの推進や人材確保に役立つことを目指しています。正社員や派遣社員、パート、アルバイト、学生、そして管理職など、これまで約九千人の人たちが受験しています。

 テキストは『ワークルール検定 初級テキスト・第二版』(旬報社・千二百円+税)。市内の書店で販売しています。検定料は二千九百円(税込み)。
 受験を希望する人は、二十七日(日)までに、検定協会公式ウェブサイトの「受験申込み」、またはセブン・イレブンのマルチコピー機から直接申し込むこと。検定料はクレジットカードか、コンビニで支払ってください。追って受験票が送付されます。

 この検定は、全国二十二カ所で実施されます。詳しくは同検定協会ウェブサイトで。問い合わせは、同検定協会(TEL03―3254―0545)へ。