かつて、市内東旭川町ペーパンから大雪山の松仙園、沼の平、旭岳にいたる登山ルートがありました。現在は、廃道となっている「東旭川ペーパンルート」を語る集いが二十日(日)午後一時半から、旭川兵村記念館(東旭川南一ノ六・旭川神社境内)で開かれます。記念館友の会の主催です。

 この登山道を知る人から当時の様子や経過、現状などの話を聞き、また、国立公園の登山道の開削や整備に携わる人から情報を提供してもらいながら、ペーパンルートの復活や活用の可能性を探ります。

 二人が講演します。友の会の石井征士さんが、「幻の登山道『ペーパンルート』~経過・現状~」と題して、スライドを投影しながら話します。また、NPO法人かむいの濱田耕二さんが「朝陽山からニセイカムシュッペ山へのいにしえのルート復活」と題して報告します。

 講演の後、茶話会を兼ねて質問や意見交換を行います。

 参加無料。問い合わせは、旭川兵村記念館(TEL36―2323)へ。

 同館では、今月二十七日(日)まで、特別展「大雪山 幻の登山道―ペーパンルート―」を開催中です。