旭川信用金庫(原田直彦理事長)は九月三十日、「旭川しんきんカレンダー絵画募集展」の表彰式を同金庫本店で行った。

 同展は今年で十回目。大賞の作品は、来年の同金庫のカレンダーに採用される。

 過去最多の六十九点の応募があり、審査の結果、松浦葉子さん(71)の『融和』が大賞に選ばれた。「伝統的な透明水彩の技法を用いて、陽の光でキラキラと輝く木々や川面と、どっしりと実在感のある石との対比で、新緑の風景が美しく表現されている」と講評された。

 松浦さんは「絵画歴は三十年以上です。何でも描きますが、風景は好きで良く描きますね。この作品は、より自然を感じられる構図を意識して、風や水の流れが見る人に伝わるように描きました。いつも教わっている先生に感謝ですね」と笑顔で話し、受賞を喜んだ。

 そのほかの受賞者は次のとおり。

▽準大賞 萩原常良『公園の池』▽奨励賞 佐藤喬『空知川と芦別岳』、浜田和代『あさひばし遠望』▽新人賞 渡部晃子『初夏のプラタナス並木路』(敬称略)