北海道遷延性(せんえんせい)意識障害者・家族の会「北極星」の交流会が二十七日(日)午後一時半から、ときわ市民ホール(五ノ四)三階三〇一研修室で開かれます。

 遷延性意識障害は交通事故などによる脳外傷、また脳梗塞や心疾患などによる低酸素脳症などの原因で脳が損傷を受け、意識障がいが続いている状態です。

 自力で移動や食事をすることができない、目でものを追えるが認識ができない、意思疎通が困難など最重度の後遺症があります。適切なリハビリや医療(脊髄硬膜外電気刺激装置など)で、少しずつ回復している事例も報告されていますが、長期にわたる入院先を探すのが難しい状況です。

 そのため多くの場合、経管栄養や痰(たん)の吸引など医療的ケアが必要なため、二十四時間介護の家族の負担は限界に達しています。

 この病気に対する情報が少なく、同じような境遇の人がいても分かるすべがないことから、多くの家族がたくさんの不安を抱えて孤立しています。

 交流会は同じ悩みを持つ家族が、つながりを持つことを目的に開かれます。主催者は「遷延性意識障害に関心のお持ちの方も、私たちと一緒にお話しませんか」と会員以外の市民にも参加を呼び掛けています。

 参加は無料です。午後四時ごろ終了の予定です。氏名・住所・電話とファクス番号・メールアドレスを電話かファクス、メールで申し込むこと。

 交流会への参加申し込みと問い合わせは、家族の会「北極星」(ひらまさんTEL080―1878―9472、まえださんFAX22―5504、メール nopopon@ae.auone-net.jp)へ。