第三十八回北海道小学生バンドフェスティバル(九月二十八日・苫小牧)に出場した鷹栖小スクールバンドが金賞を受賞し、全日本小学生バンドフェスティバル(十一月二十三日・大阪城ホール)への出場権を獲得した。十八日、町役場で谷寿男町長、宝田圧十郎教育長に全国大会の抱負を発表した。

 鷹栖小は、二十一団体が出場した旭川地区予選(八月四日)で上位四校に入って北海道大会に出場した。

 大会には、道内各地から二十四団体が参加した。鷹栖小は三年生から六年生までの十八人編成。「ブレイブハート」(広瀬勇人作曲)、サンボマスターの「できっこないをやらなくちゃ」の二曲を演奏した。「できっこ――」では、三年生がポンポンを持って踊る演出で、五回目の出場にして初の金賞を受賞した。

 金賞には八団体が選ばれ、その中から全日本に出場する三団体に推薦された。昨年よりも練習量が多かったことが好演奏につながった。指導する洞静香教諭(29)は「みんなが一生懸命に力を合わせた結果です」と教え子たちを讃えた。

 役場にはバンドメンバー十八人のうち、六年生八人が訪れ、一人ひとりが抱負を話した。谷町長は「みんなが普段練習してきた百パーセントの実力を発揮して全日本出場を決めました。音楽の町鷹栖を有名にするような、みんながびっくりする素敵な演奏をしてきてください」と激励。宝田教育長は「町民みんなが嬉しく思っています。ステップアップして、全国で頑張ってください」と祝福した。

 部長の尾島奈々枝さんは「金賞を取って、全国の人に鷹栖小スクールバンドを知ってもらいたいです。もっと音を綺麗に出せるようにして全国で演奏します」と話した。

 十一月二日午後四時半から、鷹栖地区住民センターで、全国出場を応援するミニ演奏会が開かれる。入場料は一般が二千円(アルコール飲み放題)と、千円(ソフトドリンク付き)、中学生までが五百円(ソフトドリンク付き)。