「鉄道利用フォーラム~乗って発見!鉄道の魅力~」と題する講演会が、きょう十二日(火)午後六時から、大雪クリスタルホール(神楽三ノ七)国際会議室で行われます。旭川市の主催。

 JR北海道が、単独での維持が困難な線区として十路線・十三線区を発表して三年が経過しました。鉄道存続のためには、地域が鉄道を利用することが求められます。存続に向けて、多くの市民が現状を知り、利用する機会を増やして、地域が一体となり、この問題に取り組む契機とするのが目的です。

 基調講演は、北大大学院准教授の岸邦宏さんが「鉄路存続に向けて住民がするべきこと」と題して話します。岸さんは、同大大学院工学研究助手、助教を経て、二〇〇八年から現職。専門は交通計画、都市計画、交通工学。道運輸交通審議会の副会長を務める。四十八歳。

 特別講演は、スタジオ・ズウ代表の渡邊俊博さんが「ズウさんのより道まわり道・どんどこ汽車の旅」と題して、鉄路旅の魅力を語ります。渡邊さんは訪れた道内各地の魅力をほのぼのとした文章と絵で伝える「道中作文画家」として活躍中。長年、JR北海道の車内誌に取材記事を連載しています。愛称は「ズウさん」。七十一歳。

 参加無料。定員三百人。申し込みの必要はありません。参加希望者は直接会場へ。午後八時に終了の予定です。

 問い合わせは、市地域振興部都市計画課(TEL25―9851)へ。