「重度知的障害のある息子が家族から離れて地域で暮らす」と題する講演会が十七日(日)と十八日(月)、市民活動交流センター(宮前一ノ三)一階で開かれます。自立生活センターラピタ(佐藤祐代表)の主催です。

 講師は岡部耕典さん(早稲田大学文学学術院教授)。岡部さんは東大文学部社会学科卒。障がい学・福祉社会学が専門です。厚生労働省の障がい者制度改革推進会議総合福祉部会委員などを歴任。重度の知的障がいのある息子がいます。

 その息子・亮佑(りょうすけ)さんは、公的制度を活用しながら、親と離れて地域で生活しています。講演では重度の知的障がい者が地域で暮らすために、「何から始めればいいか」「長時間の介護が利用できるか」「重度訪問介護とは」などについて、具体的に説明します。

 また岡部さんが亮佑さんの生活の様子を撮影し、制作した短編映画「I am Ryosuke !」(アイアム リョースケ!)も上映します。

 十七日は午後七時~九時、十八日は午前十時~午後零時。佐藤代表は「どなたでも参加できるよう、夜の部と昼の部を同じ内容で開催します」と市民の参加を呼び掛けています。

 参加無料。申し込みは不要です。直接会場へ。

 問い合わせは、自立生活センターラピタ(TEL050―5896―9455、メール lapita.info@gmail.com)へ。