「旭川・台北交流コンサート」が十二月七日(土)午後三時から、大雪クリスタルホール音楽堂(神楽三ノ七)で開かれます。実行委員会の主催です。

 二〇一六年に幕を閉じた旭川・ウィーン国際ヴァイオリンセミナーの精神を受け継いだ企画です。〇一年から始まったセミナーはウィーン国立音楽大学名誉学長のミハエル・フリッシェンシュラガー氏と教え子たちが来旭し、同氏と日本国内の高名なヴァイオリニストから、市内外の若手奏者たちが指導を受けていましたが、十六回で終了しました。

 当時、実行委員会の主要なメンバーだった小城公明さん(73)らが「セミナーの精神を受け継ぐ企画を続け、若手音楽家の鍛錬の場にしたい」と、コンサート開催にこぎつけました。

 芸術監督を務める国立台湾師範大学教授の廖嘉弘(チャオ・ホン・ドラパル・リャオ)氏は、同セミナーで長年ヴァイオリン講師を務めました。

 コンサートでは、同師範大学と国立台北藝術大学音楽部、旭川ゆかりの若手音楽家との共演が行われます。台北からは、ヴァイオリンの張紫 (ツーチェー・チャン)さんら四人。日本からは、旭川出身で東京を拠点に活動しているヴァイオリンの北野紫帆さん、旭川になじみ深く数々の国際コンクールで上位入賞を果たしているピアノの鳥居大祐さん、ソロ・室内楽・オーケストラなど幅広く活動しているチェロの山田健史さんの三人が参加します。

 第一部は旭川ゆかりの音楽家による室内楽、第二部は台北の学生らによる室内楽、第三部のフィナーレは七人全員による合同演奏です。

 入場は無料ですが、整理券が必要です。整理券は、大雪クリスタルホール、マクドナルド宮前通店(宮前一ノ四)、生協神楽店(神楽四ノ五)、旭川冨貴堂末広店(末広四ノ三)・豊岡店(豊岡五ノ七)、あさひかわ新聞でも扱っています。

 問い合わせは、小城会計事務所の三浦さん(TEL31―2313)へ。