旭川浴場組合(熊谷清志組合長)が主催する「スタンプラリー」が十月三十一日で終了した。組合に加盟する十七軒の銭湯を回ると、軒数に応じたプレゼントがもらえる恒例のイベント。今年で二十一回目。

 十七軒すべての銭湯を回った人は延べ百二十四人。このうち二周以上は延べ四十人。五周した人が二人もいた。

 十七軒すべてを回ると、大人は入浴券四枚とフェイスタオル一枚、十軒回ると入浴券二枚が贈られる。そして二周すると三面鏡。フェイスタオルと三面鏡は、銭湯の洗い桶でお馴染みの黄色地にケロリンの文字が入った特製品だ。

 熊谷組合長は「昨年は組合員が二十軒と、今年より三軒多かったが、すべて回った人は九十九人だった。今年は一・二五倍増えた。五周回った人が二人もいたのは驚いた。今回、フェイスタオルを百二十枚、三面鏡を四十台用意した。これ以上は出ないだろうという数をそろえたが、ギリギリだった。引き換えの締め切りが十二月十五日なので、全軒を回った人がこれ以上出ないことを祈っている」と嬉しい悲鳴を上げている。

 ケロリンの特製品を景品としたのは八年前から。それ以前は入浴券だけだったが、ケロリンの景品を出すようになってから全軒を回る人の数が増えてきたという。だが、八回続けた現在、ほぼ全種類を景品として使い切ってしまったことが、悩みの種となっている。

 熊谷組合長は「来年は、一応ケロリンで実施するつもりだが…」と、スタンプラリーの人気継続のための景品をどうするか、思案に暮れている。